気づいたら朝!?ゲーム“RimWorld”が、まさかこんなにおもしろいとは。
以前からRimWorld(リムワールド)というゲームが気になっており、
Steamのセール時にちょくちょく値段をチェックしていたのだが、全然セールにならない。
しびれを切らして、合わなかったら返品すればいいかと思い定価で購入したところ、
まさかの個人的大ヒット作だった。
「サバイバル要素がある初代シムピープル」といったような印象のゲームだと感じたが、
ユーモアのセンスはシムズシリーズよりもだいぶブラック寄り。
「基地建設」「サバイバル」「シムズ」3つのワードにピンとくる方であれば、
はまる可能性がかなり高いゲームだと思うので、軽く感想などを書きつつご紹介していく。
<公式トレイラー>
どんなゲームかは、Steamの商品ページやネット検索で出てくる情報を見れば大体わかると思われるため、
当ブログでは概要説明を省略する。
<いいと思った点>
※プレイ毎にランダムで生成できるキャラクターの個性が非常に細かく設定されており、
キャラクター同士に人間関係なども存在する。
そのため、プレイ毎に様々なストーリーを楽しむことが可能。
尚、キャラクターが言葉で台詞をしゃべったりするわけではないので、
ある程度自分の想像力で補完をするのが好きな方向けかも。
例えば、私が現在プレイしているストーリーは下記のような感じ。
(だいぶ長いので、なんなら読み飛ばしてOK^^;)
(↓ストーリーここから↓)
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「A子(仮名、女性)、B雄(仮名、男性)、C太(仮名、男性)は、
宇宙船の脱出ポッドで漂着した惑星に基地を建設し、3人で暮らしていた。
3人とも20歳前後の若者である。
ある日A子は、凶暴化した野生動物の襲撃を受けた。
B雄はA子をかばい、自ら傷を負いつつも野生動物の撃退に成功。
A子は傷を負ったB雄を看病し、B雄に交際を申し込んだ。
B雄は交際を断った。
その様子を見ていたC太は、A子に交際を申し込み。
A子は申し込みを受けて、カップルが誕生した。
急にうらやましくなったのか、逆に執拗にA子へ交際を申し込むようになったB雄。
しかしそのたびに断られ、B雄のムードはどんどん落ち込んでいく。
そしてついにA子とC太は結婚。
どうやらB雄は、とりかえしのつかない人生の選択の誤りをおかしてしまったようだ。
私(プレイヤー)はなんだかB雄が気の毒になり、
新しい脱出ポッドが惑星に漂着するのを心待ちにした。
そこに女性キャラが乗っていたら、捕獲してコロニーの仲間に引き入れ、
B雄と仲良しになってもらおうという魂胆である。
ある日、待ち焦がれた脱出ポッドの漂着イベントが発生!
そして、乗っていたのはなんと女性!
わくわくしながらキャラクターステータスを確認したところ・・・。
女性の年齢は80歳代だった。
その後もB雄の孤独な日々は続き、私はせめてアルパカの友達でも作ってあげようと、
B雄に野生アルパカの調教タスクをアサイン。
しかし、B雄が何度アルパカをてなづけようとしても、そのたびにアルパカに断られ、
そのうち冬が来てターゲットのアルパカはどっかへ行ってしまった。
どうやらB雄には、かえってかわいそうなことをしてしまったようだ。
最近のB雄は、部屋で一人黙々と針仕事をしているときが、
いちばん楽しそうである。
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(↑ストーリーここまで↑)
こんな感じで毎回毎回色々な人間模様を神視点で眺めたり、
キャラクターへの作業指示などから間接的に関わったりすることが可能。
私はシンプルなゲーム画面から想像力で色々脳内補完するのが好きなので、
まるで海外ドラマ“LOST”のような映像が、頭の中で勝手に流れ始めることもしばしばである。
※シンプルなグラフィック。人によってはしょぼいと感じる場合もあるかもしれないが、
この時代にあえて2Dのシンプルなグラフィックで勝負しているというのは、
それだけゲーム性に自信があるということの表れのようにも思える。
なんというか、プレイをしていると、
「昔のおもしろいゲームってこういう感じだったよね」と思い出してくる。
あと個人的に、このゲームのグラフィックの全体的な雰囲気というかセンスは好きだ。
アルパカとかの動物描写もかわいい。
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<後日追記>
尚デザインについては、別ゲーム“Prison Architect”からインスピレーションを得ている模様。
たしかにキャラクターの外観などはかなり近い。
参考URL https://ludeon.com/forums/index.php?topic=23.0
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※基地建設が楽しい。資材を集めてどんどん基地を広げていったり、
効率的な動線を考えたりするのに、はまる。
※キャラクターが対応できる作業内容が多い。
鍛冶、射撃、料理、採掘、裁縫、栽培、格闘、その他もろもろ。
キャラクターごとに性格や得意な作業も違い、誰にいつどんな作業を割り振るかに頭を悩ませたりと、
経営ゲームのような楽しさが味わえる。
※ゲーム中に思わずプッと吹き出してしまうような、シュールに謎めいたユーモアセンスを感じる。
例えば、いつの間にか勝手に野生のシカがペットになって、家の中のペット用寝床で熟睡していたりするとか。
ただし、敵にしかけたはずの罠にひっかかって死亡するキャラクターが出たり、
仲間キャラクターが増えたと思ったら「なんとか中毒」の放火魔だったりなど、
おもしろいと思うかは人それぞれといえるような、ブラックな感じの笑いも多い。
※選択可能な難易度やストーリーの傾向(AIストーリーテラーとかいうのが複数いる)などがあり
ゲーム内容を細かく設定できるので、気分に合わせて様々なゲームを楽しむことができる。
ちょっと危険な?牧場物語気分で、のんびり拠点運営を楽しむもよし、
シビアな難易度で本気のサバイバルに挑むもよし。
これでゲーム定価3,090円(2018年3月時点)とは、かなりお買い得!!
<気になった点>
※2018年3月時点ではアーリーアクセス期間中ということで、致し方ない面もあるかもしれないが、
直感的に操作を理解しやすいとは言いづらいような点が、一部あるように思える。
インターネットで攻略情報を検索しようにも、
今のところは日本語よりも英語での情報の方がたくさん出てくる状況なので、
英語で調べ物をすることが苦にならなければ、よりゲームを楽しめるかもしれない。
※「なんとか中毒」やら、奴隷商人やら、そのほか当ブログへの記載を控えたくなるような
社会の闇の描写がゲームに登場。
遊び方次第で、極力そういった闇要素を避けてプレイすることは可能だとは思う。
とはいえ、そもそもそういう要素がゲームに存在すること自体生理的に受け入れられないといった場合は、
ゲーム中に嫌な気分になる可能性があるので注意。
私は「ゲームはゲーム」と考える傾向が強めなタイプということもあってか、
そういう描写が存在すること自体はあまり気にはならなかった。
かといって、積極的にこのゲームのダークサイドを追究するゲームプレイをする気にもならないが。。
<総じて>
当記事タイトルに「気づいたら朝!?」と入れたように、
こんなにゲームで時間を忘れそうになったことは久々という体験をした。
まあ実際私にはゲームで徹夜をできるほどの体力も無いので、「もうこんな時間!?」くらいの感じだったが、
もし私が若い学生で春休みなどの長期休暇中であれば、徹夜もいとわずプレイしていた可能性はある。
初めてCivilizationシリーズをプレイして、
「あと1ターンだけ」の無限ループに陥った時のことを彷彿とさせる、謎の中毒性だ。
これから試しにRimWorldを購入するという場合、はまる人はかなりはまるゲームなので、
連休前など比較的時間があるときにプレイを始めることを強く推奨する。
尚、2018年3月時点では早期アクセス期間中ということも有ってか、
若干操作がわかりづらいと感じた点もあるので、
そうした点の解決方法を下記Tipsのコーナーにメモ書きしておく。
(気が向いたら随時追記・・・するかも。)
<Tips>個人的にゲームプレイがスムーズにいかなかった点を記録。気が向いたら随時追記していく。
※2018年3月時点での話。
チュートリアル「操作方法の説明」の「キャラクターの作成」画面で、「“ランダム”ボタンを押して」との
メッセージが出てきたので、「ランダム」ボタンを押してみたところ、
「最初にランダムな登場人物を試してみましょう」との
エラーメッセージのようなものが出てしまい、先に進めない、といった事象が発生。
途方に暮れて、ダメもとで試しに「置き去り」欄に表示されていたキャラクターを
「選択済」のほうにドラッグしてみたら、先に進めるようになった。
これは正直かなりわかりにくいと思ったが、わかりにくさの原因がゲーム自体にあるのか、
日本語翻訳にあるのかは不明である。
この文章を書いた後、英語だとどういう表記になっていたんだろうと気になり、
チュートリアルを英語で進めてみた。
その結果、英語版では「“ランダム”ボタンを押して」という内容の表記ではなく、
ちゃんと“Click in the left area to select from available characters.”という正しい操作指示になっていた。
試しにあえてランダムボタンを押してみると、
その際にも“Please try choosing a character first.”という正しいアラートが出た。
なのでチュートリアルが先に進めないという問題は、完全に日本語翻訳内容に起因していると思われる。
※2018年3月時点での話。
初回プレイ時に、ペットのヨークシャーテリアが野生オオカミの襲撃を受けて天に召されてしまったため、
ペットが移動可能なゾーン範囲を狭めようと思ったが、放牧ゾーンの範囲変更方法がよくわからなかった。
ペットの移動範囲を放牧ゾーンに限定することは「動物」メニューから放牧ゾーンを選択するだけで
よいのですぐにわかったのだが、肝心の放牧ゾーンの範囲指定の方法がよくわからないのである。
色々試した結果、結局「アーキテクト→ゾーン→制限ゾーン(もしくは制限ゾーン取消)→放牧ゾーン」の順で
放牧ゾーンの範囲を編集できることがわかった。
<リンク>