サガスカーレットグレイス(サガスカ)Steam版がおもしろい!これから数百時間以上遊ぶことになるかもしれない予感有。
2018年8月2日、ついにサガ スカーレット グレイス 緋色の野望Steam版が発売となった。
もともと私はサガスカーレットグレイス(以降はサガスカと記載)には興味があって、
過去にVita版が出るとわかった時から楽しみにしていたのだが、
Vita版についてはVita TVに対応していないということが判明し、
Vita版が発売された2016年当時は、泣く泣く購入を見送ったという経緯があったのだ。
(私は小さい画面でゲームをするのが好きではなく、VitaはVita TVしか持っていない。)
そうした経緯もあって、Steam版に関しては発売日に迷わず購入したわけだが、
定価の6,000円台(2018年8月時点)で購入するということに内心少し不安もあった。
不安の内容としては、6,000円を超える値段となると、私にしては比較的高い買い物なので、
万が一自分と合わないゲームだったらショックだというものだ。
しかし、しばらくサガスカを遊んでみたところ、自分にはかなり合っていて楽しいゲームだとわかったので、
定価で買って早めに遊ぶのをスタートして本当によかったと感じている。
このポジティブな気持ちを是非記録に残しておきたいと思い、
以下にストーリーのネタバレ無しで、サガスカに関する個人的感想(レビュー)を記載していく。
<びっくりした点>
まず、びっくりした点。ワールドマップで街とかダンジョンに入っても、
その中をうろうろ探索できない。
町だと、店とか広場とか希望の項目をクリックしてそのサービスを利用できる感じで、
ダンジョンっぽい場所だと、だいたい会話イベントの後にすぐ戦闘がある流れ。
正直はじめは「え、探索できないの??」と、今後ゲームを楽しめるか少し心配になったのだが、
プレイしていくうちにその心配というのは杞憂であることがわかり、
むしろポジティブな要素として感じられるようになっていった。
そして気づいたのだけど、そもそも街やダンジョンの中を自由に探索することが楽しいゲームというのは、
もう既にかなり出尽くされていて、おもしろいゲームもたくさんあるから、
今から新しくそういうゲームを遊んだとしても、「楽しいけど以前も似たようなゲームで遊んだな。」という
印象になりやすいのではないか。
そういう意味で、私の中に心のどこかで「RPGは好きだけど
何か新しい形式のものを遊びたい」という無意識な願望があって、
サガスカはそういう私の心の中の私自身でも気づいていなかったニーズに
ぴったりマッチしたような印象。
街やダンジョンの中を探索できないといっても、ワールドマップ上での探索は楽しいし、
敵との戦闘もロマサガとかと違ってシンボルエンカウント方式では無いので、
自分が希望したタイミングに戦いたい場所を選んで戦えるということが多いから、
ストレスフリーでいいなと思う。
こういうシステムのゲームにするという発想がすごいし、
その内容がたまたま自分に合っていたということもあって、今はすごく楽しんで遊んでいる。
<戦闘について>
私はシングルプレイのRPGだと、アクション要素無しのコマンド方式が好きなので、
今回のサガもそういう形式の戦闘だったのが嬉しかった。
サガスカについては、連撃というシステムの仕組みを把握するまでは
わけもわからないうちにすぐにパーティー全滅になって「なんだこれ」と思ったりしたが、
連撃が発生する条件を把握してからは、そこまで嫌になるほど敵が強いということも今のところは無く、
ちょうどいい感じで遊べている。
尚、バトルの難易度は調整できるらしいので、
もし敵が強すぎる・弱すぎるといった不満が発生したとしても安心だ。
サガスカについてはゲームの中で戦闘が占めるパートがかなり多いため、
戦闘システムが好みでないと正直遊ぶのがきついという面もあるかもしれない。
私の場合、「やっぱりサガは戦闘が楽しい」という気持ちは、
サガスカを遊んでみても変わらなかった。
<主人公について>
主人公は4人の中から選べるので、少なくてもこのゲームは4回は遊べる(笑)
更に、同じ主人公でも、行うクエストとか、クエストの進め方によってだいぶ流れが変わってくるようなので、
同じ主人公でもたぶん何度も遊べる。
そういう意味もあって、当記事のタイトルに「これから数百時間以上遊ぶことになるかもしれない」と書いた。
私は魔法使いが好きだから、ゲームを始める前から主人公は
タリア(お姉さま魔女)で始めようと決めていたのだけど、
ゲームスタート直後の色々な質問に回答していたら、
なんだか勝手にレオナルド(金髪にーちゃん)が主人公に選定されてしまった。
とはいえ、レオナルドがデカデカと表示された画面が出た後に「戻る」を押したら、
4人主人公が表示されて選べるようになっていたので、
ゲーム側からのおすすめ主人公(?)は無視して、主人公はタリアで進めている。
まあいずれにせよ、いつかは4人とも遊ぶことになるだろうから、
まずは金髪にーちゃんで進めてみてもよかったのだけど、
やっぱりどうしても魔法使いで遊んでみたかったので、仕方ない。
遊んでみたいというキャラを直感で選ぶのが一番だ。
主人公が4人いるので誰が初回プレイ向けとかがあるのかもしれないが、
今のところタリアでも第一章のボス(?)と思しき存在を倒すところまでは
特に詰むことも無く進められたので、タリアについては初回プレイに選んでも大丈夫!・・・かもしれない。
実際のところは、色々な罠がある可能性もあり、ラスボス戦まではどうなるかわからないだろう。
<不満について>
今のところ、これといって不満というほどのものはない。
もともとが携帯機用のゲームだったということも有ってか、
ゲーム画面の作りが若干大味というか大作りな印象を受けたものの、
大画面で遊んでいてすごく気になるというほどの内容ではない。
また、タリア編で最初から強制的に仲間になるトマトとかいうおじさんのキャラが
生理的に受け入れづらいというのが多少不満ではあるが、
仲間になるキャラがたくさんいるので、嫌であれば使わなければよいという対処法がある。
なので、これもそこまで気になるという内容ではない。
<買った方がいい?>
こればっかりは個人の好みによるとしか言えないので、なんとも言えないが、
私は本当に買ってよかった。
たくさんのキャラの中から好きなキャラを選んで好きに育成したり、
コマンド方式のバトルで反射神経とか関係無しにじっくり考えながら戦闘したり、
ちょっと新しい感じのRPGを遊んでみたいという方などは、
試しにプレイしてみる価値があるかもしれない。